大好きだった
「舞花ちゃん、元気してた?」

内科医の門口先生

「元気なら来ないですよー」


減なりした様子の私に苦笑いをした先生


「そうだよなーごめんごめん…で、どうした?」


カルテをペラベラめくりながら頭をペンで掻く


「なんか、花粉症ぽいんですよ~」


「花粉症か?アレルギーは…無いね…分かったとりあえず、血液検査してみようか?」


「はい」


「んじゃ谷口さん、用意お願いします」


看護師さんが、私に別室に行くように手招きしてくれた。
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