大好きだった
「翔」


息を切らして病室に入ってきた啓太


「舞花、腹は?」


私の隣に来た啓太に目を向ける事も出来なかった。


機械の音だけが響く病室


沈黙を破ったのは


翔ちゃんだった。
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