大好きだった
学校から翔ちゃんの家に行って


翔ちゃんが仕事から帰ってくるのを待って


一緒にご飯食べて


一緒に遊びに行く


「翔ちゃん、ずっと一緒がいいね」


自然とでた言葉に


「あたりまえ」


サラッと笑顔で答える翔ちゃん


どんどん好きになってく


私の初恋かもしれない。


「舞花~神田さんにハマリすぎ」


学校での昼休み美波がポッキーを食べながら、私を横目で見た。


「もうハマリ過ぎて…私超幸せなんだけど」


満面の笑みの私の頭を、コツンと小突いた美波


「でも舞花、綺麗になったね…良かったよ、あんたが幸せで」


私の家事情を知ってる美波の目は、少し潤んでいた。


「ありがとね」


少し照れくさくて、ハニカンで俯いた私も、涙が出そうだった。
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