大好きだった
休憩の時 携帯を開くと

【着信1件】


翔ちゃんからだった。


留守電も入ってない。


週末って事になって


けっきょくラストまで上がれなくて


翔ちゃん宅に帰り着いたのは午前4時だった。


帰り支度もホドホドでタクシーに乗った。


翔ちゃんの部屋の前に、翔ちゃんの靴がある


それだけで…嬉しかった。

部屋に入ると 翔ちゃんが
ベッドに寝ている

嬉しくてベッドに飛び込んだ。


「翔ちゃん!!!」


「ん?…あ"っ…おかえり」


翔ちゃんがギュッと抱きしめてくれた。


「会いたかった…」


「あぁ」


翔ちゃんが私の顔を見て


キスをしてくれた。


でも…抱いてはくれなかった。


出張の疲れのせいだと思って。


そのまま、翔ちゃんが寝るのを待って、ベッドから出た。
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