大好きだった
櫂も幸も 翔ちゃんが居なくて寂しかったと思う。


私の顔を見て 鬱陶しい顔をする翔ちゃん


私が翔ちゃんと別れれば

前の様に櫂と幸と遊んでくれる。


私は、もういらないんだ。


翔ちゃんは…私を好きになる事を止めたんだと思う。


だから私も…もう止める。

今までと同じ、また一緒に居てくれ人を見つけて


その人を好きになる。


私を住まわせてくれる人を探さないと。


イブの日


家に帰ると父親に言われた。


「めでたくない、誕生日だな」


私は、傷つかない涙も出なかった。


今まで別れても涙なんて出なかったのに…


私は、翔ちゃんの事


ホントに好きだったんだと痛感した。
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