大好きだった
仕事が終わり 携帯を見ると翔ちゃんから着信が10件はいってた。


私は、それを無視して美波に電話した。



「もしもーし」


明るい美波の声


「もしもし美波?」


「舞花?どうしたーなんか鼻声じゃない?」


「うん…あのさ…今どこ?」


「今?マコト君達と市内に来てる。舞花も神田さんと来たら?」


「私ね…私…翔ちゃんと別れたの」


「……」


美波が絶句してるのが 分かる。


「美波?」


「あぁ…わかった。とりあえず、そっち戻るから、いつものファミレスで待ってて」


電話を慌てて切った美波


私はファミレスまでの道をゆっくりと歩いた。

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