大好きだった
ユイて女は名古屋の飲み屋の女で


仕事帰りに、翔ちゃん達は毎日その店に通ってた。


翔ちゃんは、名古屋で風邪をひいてたらしく、その人が看病をしてくれてたらしい。


ユイって人は翔ちゃんの事を好きになり、毎日のように翔ちゃんの泊まってるホテルに行き


そして…翔ちゃんに告白した。


翔ちゃんは「彼女がいるから」と断ったけど


押しが強くて翔ちゃんは、その人と関係を持ってしまった。


翔ちゃんが、地元に帰る前の日まで関係は続いてて

「今度は私が会いに行くから」と約束をして翔ちゃんは帰って来た。


家に着いて、私が居なかった事に落胆した翔ちゃんは

私の愛情が無いと思ったみたいだ


「そんだけ知ってれば十分でしょ、何で早く言ってくれなかったの?」


美波は、怒りを露にした。


「でも、それから翔何も言わないし、うまくいってると思ってた…ごめんな舞花ちゃん…翔…最低だよな」

マコト君は、私に頭を下げた。


「マコト君いいの、ごめんね…きっと翔ちゃんは、私よりユイって女が良かったんだよ、仕方ないんだよ」

無理に笑った。


笑ってないと、泣きそうだから


私は、悪くない、涙なんて流さない。
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