大好きだった
待ち合わせ場所に10分前に着いた私は、周りを見渡して、翔ちゃんを見つけた。

「神田さん、お疲れです」

「おぅ!お疲れ」


翔ちゃんの隣には、マコト君て人が、人懐っこい笑顔で立ってた。


「舞花ちゃん、俺マコトよろしくね。」


「よろしくです」


「でも小さいねぇ…小学生みてぇ」


可笑しそうに笑いながら、私の頭をポンポンと叩いた。


私は苦笑いしか出来なかった。


「マコやめろ」


翔ちゃんの一言で、マコト君は「ごめーん」と肩を竦めて苦笑いをした。


「いつもの事ですから…」
と笑う私に、2人とも頷いた。
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