大好きだった
「マコ変だね、いつも変だけど」ばーちゃんは、笑いながらベッドに横になった。


「んじゃ、私も帰るよ」


椅子から立ち上がった私の手をばーちゃんは、握りしめ


「舞花ちゃん、ホントに、ごめんね…櫂と幸よろしくね」


私は、ばーちゃんの手を握って「うん」と返事をして病室を後にした。
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