秘密~「ひみつ」のこと
あたし、
あたしを信じて
目を閉じてじっと待つ
カズの唇に
自分の唇をそっと重ねた。
カズ、
あたしがいるよ!
いつだって、
側にいるから、
だから、
勇気を出して!
カズの手が
あたしの手を強く握り返し、
カズの瞳からは、
ひと雫の
涙がこぼれた。
「マジ、効いた…」
目を開いたカズが、
あたしを
きつく抱きしめる。
「サキ、サンキュー、勇気でた…」
「カズの一番大切なものって何だったのかな…あっ、言わなくていいよ、おまじない効果なくなるからさ」
俺の一番大切なものは、
サキ、
お前だよ。
それとも、
お前は超能力でお見通しか?
お前がいるから、
俺、
強くなれる。
お前がいるから、
俺、
幸せだよ。
夕暮れの公園、
二人の影は、
いつまでも寄り添い、
離れなかった。
あたしを信じて
目を閉じてじっと待つ
カズの唇に
自分の唇をそっと重ねた。
カズ、
あたしがいるよ!
いつだって、
側にいるから、
だから、
勇気を出して!
カズの手が
あたしの手を強く握り返し、
カズの瞳からは、
ひと雫の
涙がこぼれた。
「マジ、効いた…」
目を開いたカズが、
あたしを
きつく抱きしめる。
「サキ、サンキュー、勇気でた…」
「カズの一番大切なものって何だったのかな…あっ、言わなくていいよ、おまじない効果なくなるからさ」
俺の一番大切なものは、
サキ、
お前だよ。
それとも、
お前は超能力でお見通しか?
お前がいるから、
俺、
強くなれる。
お前がいるから、
俺、
幸せだよ。
夕暮れの公園、
二人の影は、
いつまでも寄り添い、
離れなかった。