秘密~「ひみつ」のこと
「サキ、俺、朝、機嫌悪くてゴメン」
「えぇ~、そんな昔のこと、忘れちゃったよぉ」
「それと、18歳の誕生日、おめでとう!俺って、ホント、馬鹿だよなぁ~お前の誕生日も忘れて、家にこもって勉強してたなんてさぁ」
「いいよ、そんな昔のこと、忘れちゃった。昨日はパパと唯ママとショウと三人でお祝いしたからさぁ」
「ホント、ゴメン。俺さぁ、最近、ずっとイライラしててさぁ、今日、その原因が解った」
「何?運動不足とか?」
「まぁ、それもあるかもなぁ。でも、一番の原因は、お前」
「えっ?」
「お前の顔見てなかったからだって、今日解った。俺、お前がいないと、調子狂っちまうんだなぁ」
「今ごろ解ったか!この馬鹿ものぉ。あたしだって、会えなくて寂しかったんだぞぉ」
あたし、カズの腕にしがみ付いた。
寂しかったけど、
でも、
今は幸せ。
こうして二人、一緒だもんね!
歩いてるうちに、
陽が半島の陰に沈んで、
空が真っ赤な夕日で染まった。
「綺麗…」
「サキ、東京帰っても、夕方の公園デート、しような!」
「うん」
「サキ、愛してる…」
「うん、あたしも愛してる…」
あたし、
すごく自然に、
愛してる…
って言葉が口を出た。
ほんとだよ、
あたし、
愛してる…
好きよりもっと、
大好きよりもっと、
カズも
同じ気持ちでいてくれたんだね…
カズが立ち止まって、
あたしにキスした。
何度も、何度も…
「サ~キ~、帰るよ~」
遠く離れた、
マユとヨッシーから、
あたし達を呼ぶ声が聞こえるまで…
あたし達、
キスしてた…
「えぇ~、そんな昔のこと、忘れちゃったよぉ」
「それと、18歳の誕生日、おめでとう!俺って、ホント、馬鹿だよなぁ~お前の誕生日も忘れて、家にこもって勉強してたなんてさぁ」
「いいよ、そんな昔のこと、忘れちゃった。昨日はパパと唯ママとショウと三人でお祝いしたからさぁ」
「ホント、ゴメン。俺さぁ、最近、ずっとイライラしててさぁ、今日、その原因が解った」
「何?運動不足とか?」
「まぁ、それもあるかもなぁ。でも、一番の原因は、お前」
「えっ?」
「お前の顔見てなかったからだって、今日解った。俺、お前がいないと、調子狂っちまうんだなぁ」
「今ごろ解ったか!この馬鹿ものぉ。あたしだって、会えなくて寂しかったんだぞぉ」
あたし、カズの腕にしがみ付いた。
寂しかったけど、
でも、
今は幸せ。
こうして二人、一緒だもんね!
歩いてるうちに、
陽が半島の陰に沈んで、
空が真っ赤な夕日で染まった。
「綺麗…」
「サキ、東京帰っても、夕方の公園デート、しような!」
「うん」
「サキ、愛してる…」
「うん、あたしも愛してる…」
あたし、
すごく自然に、
愛してる…
って言葉が口を出た。
ほんとだよ、
あたし、
愛してる…
好きよりもっと、
大好きよりもっと、
カズも
同じ気持ちでいてくれたんだね…
カズが立ち止まって、
あたしにキスした。
何度も、何度も…
「サ~キ~、帰るよ~」
遠く離れた、
マユとヨッシーから、
あたし達を呼ぶ声が聞こえるまで…
あたし達、
キスしてた…