秘密~「ひみつ」のこと
夏休みに入ってすぐ、
4人で行ったディズニーランド。
楽しかったなぁ~
あたしは、
2人でも良かったんだけどさ。
ヨッシーとマユのカップルとダブルデート。
186cmのヨッシーと並ぶと、
カズ、
あんた子供みたい。
まぁ、
ヨッシーがでか過ぎるんだけどね。
ホント、
漫才デコボココンビだよ。
行きも帰りも、
2人の馬鹿噺で笑い転げた。
でも、
能天気な笑いの合間、
現実に、
引き戻された瞬間。
2人がアトラクションの予約に消えた
僅かの間に、
マユがあたしに聞いてきたの、
「サキ、カズのどこが好きなの?」って。
「いつもおどけた二枚目だけど、ほんとは真面目なとこ…」
みんなの前ではお調子者のカズが
あたしだけに見せる
真面目な顔。
「そっかぁ、信じてるんだ…」
「あたしさ、ヨッシーのいつも不真面目なとこが嫌い…」
マユの顔、マジだった。
「えっ?でも、マユ達いつも仲良さそうだよ…」
「ヨッシー、優しいからね。でも、頭に十円ハゲが2個あるからって、大好きな野球止めれる奴って、信じられる?」
「えっ?でも、ヨッシーだって、悩んだんじゃない?」
「あたしが他に好きな人ができたって言ったら、『あっ、そう』ってすぐ諦めるよ」
「そんなことないよぉ~ヨッシー、マユのこと好きだよ!」
「だって、あたし、一度も好きって言われたことない…」
マユの顔は寂しいそうだった。
「マユ…それ、深刻だね」
「そう、マジ悩んでる。それでも、あいつ、優しいからさ」
ヨッシーとマユ、
あんなに仲良さそうなのに…
あたしだって、
カズを知るまでは
色恋なんて、
信じられなかった。
好き嫌いなんて、
勝手なものだって…
いつかは壊れる、
薄っぺらなものだって…
でも、
信じられると
思ったんだ。
信じたいってさぁ~
ホント?
ホントに信じられる?
この気持ちが、
何時までも続くものだってさぁ…
4人で行ったディズニーランド。
楽しかったなぁ~
あたしは、
2人でも良かったんだけどさ。
ヨッシーとマユのカップルとダブルデート。
186cmのヨッシーと並ぶと、
カズ、
あんた子供みたい。
まぁ、
ヨッシーがでか過ぎるんだけどね。
ホント、
漫才デコボココンビだよ。
行きも帰りも、
2人の馬鹿噺で笑い転げた。
でも、
能天気な笑いの合間、
現実に、
引き戻された瞬間。
2人がアトラクションの予約に消えた
僅かの間に、
マユがあたしに聞いてきたの、
「サキ、カズのどこが好きなの?」って。
「いつもおどけた二枚目だけど、ほんとは真面目なとこ…」
みんなの前ではお調子者のカズが
あたしだけに見せる
真面目な顔。
「そっかぁ、信じてるんだ…」
「あたしさ、ヨッシーのいつも不真面目なとこが嫌い…」
マユの顔、マジだった。
「えっ?でも、マユ達いつも仲良さそうだよ…」
「ヨッシー、優しいからね。でも、頭に十円ハゲが2個あるからって、大好きな野球止めれる奴って、信じられる?」
「えっ?でも、ヨッシーだって、悩んだんじゃない?」
「あたしが他に好きな人ができたって言ったら、『あっ、そう』ってすぐ諦めるよ」
「そんなことないよぉ~ヨッシー、マユのこと好きだよ!」
「だって、あたし、一度も好きって言われたことない…」
マユの顔は寂しいそうだった。
「マユ…それ、深刻だね」
「そう、マジ悩んでる。それでも、あいつ、優しいからさ」
ヨッシーとマユ、
あんなに仲良さそうなのに…
あたしだって、
カズを知るまでは
色恋なんて、
信じられなかった。
好き嫌いなんて、
勝手なものだって…
いつかは壊れる、
薄っぺらなものだって…
でも、
信じられると
思ったんだ。
信じたいってさぁ~
ホント?
ホントに信じられる?
この気持ちが、
何時までも続くものだってさぁ…