【企】*変わらないもの*
周りを見れば、車でお迎えに来ている親子連れや、私みたいに傘を持って、誰かを待っている人々。


あぁ〜まだかなぁ!


どうしょう…。


だんだんと人影が少なくなっていた。


哲ちゃん、やっぱり抜けれないのかな?


携帯ばかり、覗いているけど、毎回落胆する一方で、時計を見ると最終電車の時刻まで来ていた!



あぁ〜私何やってんだろっ…。


「ふぇ〜んっ…」


泣かないって、決めていたけど涙は止まらない…。



雨が激しく降ってきて、私の涙も雨の滴と一緒に消えていけばいいと思った。
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