【企】*変わらないもの*
「昨日ねっ?私のみた夢を一生懸命話してるのに、哲ちゃん欠伸してんだよ〜!やっぱり、疲れてるかな…?」
「慣れない環境で、頑張ってるんだから、少しはガマンしなきゃ!!」
力強い言葉に、励まされて、さっちゃんは化粧直し。
なんだか、午後は憂鬱で。
応援してるね!って言ったクセに、ちょっぴり淋しくなった。
哲ちゃんの悩み、私には言えないの?
学生と社会人。
なんか遠い世界に行っちゃったようで、難しいなっ。
こんな時、彼女はどうしたらいいんだろう。
そして。
私たちの歯車が…だんだんと狂い始めていたんだ。