銀河庭
春おとぎ
開幕のベルが鳴り
姿を現す人魚姫

マリオネットの操り笑い
鱗を紡ぐ五月雨の
海を渡る春風の唄

総てを見透かす万華鏡で
覗き見るのは神の尻尾

風に渡る月が沈む空の中
精霊瞬きますは空の端

星を携え明日を待つ
虹向かい風の向こう
空の狭間
伝い歩くは宝石燕

全ては精霊に語られる
おとぎの国の春のお話
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