銀河庭
銀河始まり
天の儚き神の理
貫く涙の生贄に
失う女神の花言葉

正義の鐘がなる十六夜
十八つの鳥待ち月に
悪戯天使がこの先通る
通る小さな言葉の音色

虹の海
銀河の杖
月の渦

遍く不変の滞在に
鷺と鴉の夜渡り滲む

羊飼いの奏でる縦笛虹笛海渡り
数多の星屑夜空に嵌める

今宵も天使が語るのは
古よりの遠い彼方の
夢見た銀河の始まり
時の渦


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