『鏡の中のマリア』
私は、暁生のその目を見て
抵抗をやめた。

『いいよ。好きにして・・・
どうせ感じないし・・・、
SEXなんて誰とやっても
同じだもん。』

そういうと
暁生は私の上半身を浮かせ、
背中のファスナーに
手をかけていた。


『待って!私、洋服脱がないからあんたも下
だけ脱いでとっととやってくれる?!』


暁生は、いきなりバサッと
着ていた黒いTシャツを
脱ぎ捨てたかと思うと、


「冗談でしょ?(笑)
そんなの何が楽しいの?」

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