『鏡の中のマリア』
私はまたいつものように
感じないSEXをするのか?

ベットの上で
智哉に抱きしめられ、
KISSされた後、

私は言っていた。

『智哉・・・、私記憶戻ったの。
私は麻莉亜・・・。』

智哉は驚いた顔をして
いきなりポロポロと
泣きはじめたのだった。

予想だにしない彼の反応に
私はひどく戸惑ってしまう。


男の人がこんな風に
泣くのを初めて見た。

そして彼は
「よかった・・・麻莉亜」
と私をきつく抱きしめた。


< 126 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop