『鏡の中のマリア』

訪問者

次の日は朝から体調が悪く
学校を休んでいた。

1日中ボ~っとベットで
過ごすと、


(退屈・・・。)

ハァ~窓際に立ち伸びをしていると



トントン――・・・
(やばい!)
ベットの中にスルリと潜り込む私。


母親がソッとドアを開け
心配そうな顔をしてこっちを見る。

『どうしたのお母さん・・・?』

「お友達がお見舞いに
来てくれたんだけど。」

(友達・・・?)

『誰?』

「木村さんって方が・・・。」


(・・・暁生!!)
『具合が悪いって帰ってもらって。』

「それがぁ・・・。」


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