『鏡の中のマリア』

麻莉亜

次の日の昼休み、

いつもの屋上で
お弁当を食べた後、

大の字で寝転がってみた。

ブルッ
『寒っ!』
起き上がり持って来た
ストールに包まる。

12月中旬
雪はまだ降っていないけど
かなり寒い。

こんな季節に
屋上にくるやつは
私ぐらいだ。


カイロに手をあて
前のことを思い出していた。



バン!!――
突然の音に

(ヒィ―!何?!)


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