machine
「medical」
無機質な感じの受付の横を過ぎる。
真っすぐ進んで行くと、右側に喫煙コーナーがあった。
俺は公衆電話を探し、あたりを見回した。
左側に見えた階段の下に公衆電話を見つけた。
俺はもう一度、ミツヒコに電話をかけた。
「はい。」
「あ。俺だ。あれからどうだ?」
「ああ。やられたよ。。あれは巧妙なトラップだった。。」
「何?じゃあ、防衛庁じゃないのか?」
「違う。かなり苦労したぜ。。やつの実力は並みじゃない、かなり巧妙な手口だ。危うく引っかかる所だったぜ。奴は市ヶ谷周辺の企業のプロキシーサーバーをハックして経由している。そして、そこのサーバーにバックドア(裏口)を作っているんだ。その裏口からこっちからも仕掛ければ、そのログから奴のIPが解るが、俺が侵入したこと、裏口を使った事がばれてしまうがどうする?」
「そうか、じゃあ、ひとまず裏口からの侵入は待ってくれ。爆弾を解除する。」
「解除?そんな事が出来るのか?」
「ああ。詳しく話してる時間はないから、解除出来た時点でまた連絡する。助かったよ。ありがとう!」
「ああ。乗りかかった船だ、まかせとけ。だけど、気をつけろよ。奴は狂ってるぞ。」
ミツヒコへの電話を終えた後、すぐにマキに電話した。
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