machine

俺達３人は、近くにあったネットカフェへ入った。
マキとミツヒコは一つの部屋に。俺は一人で個室に入った。
俺は黒い鞄を開けた。
絡み合う配線をかき分けながら、部品を入れる場所を探した。
「ここだ。」緑色のLEDが輝いている。
アクリルの箱を開け、中から部品を取り出した。
ゆっくりと部品をくぼみに挿入した。
「パチ。」「ピー。」
LEDが赤に変わった。
「よし。」
隣の部屋のミツヒコに声をかけた。
「ミツヒコ！OKだ！始めてくれ！」
「了解！」
その時。。。
「ピピピピ。。。。」
携帯電話が鳴った。
「勝手な事をしてくれましたね。あなたって人は。」
「お前の好きなようにはさせないさ。俺をランナーに選んだのが間違いだったようだな。」
「なかなかやりますね。。ん！！貴様、バックドアを！！」
「ユウキ！！」
俺は、携帯を一方的に切り、電源を切った。
俺は、ミツヒコの部屋へ急いだ。
「奴のIP確認。大体の場所は確認できた。詳しい住所はわからないが。。なんだって。。。福島県双葉郡川内村。。。。そこまでしか解らないが。。。」
「村？！村だって？！そんな場所から！？」
「ああ。。そうらしい。。これは間違いないと思う。」
「もう、行くしかないでしょ！」
「マキ。。」
「奴を突き止めない限り、犠牲者は出るのよ。それに、この人工心臓だってほっとく訳にもいかないでしょ？」
「そうだよ。俺達ここまで突き止めたんだから、ここで投げ出すのはな。。」
「そうだな。よし！行ってみよう！」