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AM10:54 富岡に着いた。
周りには何もない小さな駅だった。
「さあ、これからどうするよ。」
「どうするか。。少し歩いてみるか。あ。。地図ならあるぜ。」

福島県双葉郡の中西部に位置し、東は富岡町・楢葉町、西は田村市滝根町、南はいわき市、そして北は田村市都路町・双葉郡大熊町に接しており、北から南には雄大な阿武隈高地の山々が連なってる。
村の平均標高は約456mと高く、そのため霜などの影響を受けやすい地勢。葉タバコ、畜産・高原野菜などの複合経営型農業に適している。
耕地はわずか5%と少ないが村の大部分を占める山林は、村の重要な森業資源であるとともに豊かな自然環境を形成している。

「腹へらないか?」
「そうね。お腹すいた!」
「どこかに何かないかな?」
「あ。あそこにいる人に聞いてみよう。」

「すみません。」
「はい。」
「このあたりに食堂とかありますか?」
「あー、この道をまっすぐいって、一つ目の角を右に曲がった所に「田中食堂」ってのがあるよ。あそこのおすすめはカツ丼だな。上手いから食っていくといいよ。」
「ありがとうございます!」

俺達はとりあえず、腹ごしらえをする事にした。
こんな所に奴は本当にいるのか?
のどかな景色が、俺達の目的を忘れさせてくれるようだった。
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