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「makoto」
「ミツコさん。。。ですか。。。」
偶然か?
「はい。ミツコと言います。すみません。こんな話をしてしまって。。。」
「いいえ。。ミツコさんは、おいくつでお亡くなりに?」
「14歳でした。。
小さい頃から活発で元気な女の子だったんです。でも、心臓に持病を抱えてましてね。それでも明るく振る舞っていたんですよ。それが、一年程前から様態が悪化し始めて、兄のマコトがよく看病してくれていたんです。」
「お兄さんですか。。。」
「はい。本当に妹思いのいい子なんです。。。」
「。。。。」
「あの。あなた達は東京からいらしたんですか?」
「はい。。」
「私の家はすぐそこなんです。狭い所ですがお茶でも飲んでいかれませんか?」
「はい。。ありがとうございます。」
ミツコと兄のマコト。。全く関係ないかもしれないが、俺達は自宅にお邪魔することにした。

「どうぞ。」
「おじゃまします。」
小さな旧家の居間に通された。畳の部屋に小さなちゃぶ台がひとつ。縁側の向こうには小さな庭が。
綺麗な花が風に揺れていた。
「こんなものしかないですけど。。」
おばさんは、コップに入った麦茶を出してくれた。
「いただきます。」
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