machine
「hack」
「なるほど。。。それはやっかいな事に巻き込まれたな。。」
俺は、いままでの出来事をミツヒコに端的に話した。
「そこでお前に頼みがある。このURLの出所を調べてくれないか?」
昨日の夜、奴がハッキングを仕掛けて来た時のURLをメモっておいた。
「出来るか?」
「あ。。やってみるよ。。伊達にネットカフェ難民してないぜ。」
「頼む。俺はとりあえず渋谷へ向かう。渋谷へ着いたら、奴からまた連絡が入るはずだ。」
「GPSか。。」
「ああ。。居場所は突き止められている、しかし監視はされていないようだ。
渋谷に着いたら、公衆電話からお前に連絡する。」
「わかった。今すぐネットカフェに戻ってやってみるよ。相手もかなりやり手のハッカーだ
時間がかかるかも知れないが。。。。」
「頼む。」
俺達は部屋を出た。
俺は黒い鞄をかかえ、地下鉄を乗り継ぎ渋谷へ向かった。
ミツヒコは、駅前のネットカフェに入っていった。

「さてと。。」
ミツヒコは個室に入り、パソコンを起動させる。
まずは、URLからIPを調べる事から始まる。
Command-Promptを使い、プロバイダーやだいたいの国を調べる事が出来る。
「ひとまず、日本であることは間違いないな。」
そして、トレースルートを行い、どこのルーターを経由しているか調べる。
「なんだか意外と簡単だな。プロテクトは何もかかってない。。」
意外な程簡単に進んだ事にある意味不気味さを感じる。
「よし、これでサーバーの位置が確認できるぞ。」
「パチ。」ミツヒコはキーを押した。

「なんだって?!。。。。。。。。これは。。。。まじかよ。。」
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