本当の...
「俺さ、あいつに殴られたんだけど...」
???
わけわかんない!!
「それが?
あたしに何か関係あるわけ?」
拓人にこんな態度とりたくないのに
拓人の冷たさと
ちょっと期待していた自分への苛立ちで
ついきつくなってしまう
拓人はちょっといらいらした感じで
こう言った。
「だから~お前が神崎に
なにかゆったんだろ?
あいつさ、『茜ちゃんのこと
傷つけてんじゃねーよ』とか言いだして、
いきなりおれのこと殴ってきた。
お前おれのことなんてゆったわけ?
おれ殴られないといけねーようなこと
したのかよ」
翔のばか。
何勝手なことしちゃってんのよ。
あんたのせいであたし
拓人に嫌われちゃってるじゃん。
それだけは絶対絶対
いやだったのに。