本当の...




俺はすげー殴られて
座り込んだ。

神崎もそれでちょっと
落ち着いたみたいだった。

ぽつんとつぶやいた。



「できるもんなら俺が茜のこと
幸せにしてやりてー。
でもあいつにとってお前が
世界で一番の男なんだよ。
ふられた今でもな。

俺はどーやったってこえらんねえ」



いつの間にか呼び捨てかよ。




俺は「本気で好きなら
それなりの覚悟はいんじゃね」



と言い家に入った。

これ以上あいつに付き合ってたら
俺の身がもたねー
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