本当の...



拓人は少し悲しそうに
ちらっとこっちを見てきた。





なんでだろう?

今翔に勘違いされてすごくいやだった。










金金の髪。

着崩した服。



その裏にある翔の温かさを
知ってしまっていたから
全然怖くなかったんだ。







「翔、はじめまして★
今まで話聞いてくれてありがとう!!

無事に念願の拓人と
より戻せましたあ~♪

翔のおかげだよ。ありがとね。」





そうゆうと私は逃げるように走った。



だってその場にいると
泣いてしまいそうだったから。



だってね


気づいちゃったから。
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