迷子のコイ
( バカな、オトコたち )
あたしは
そんなバカバカしい声の
届かないところに行こうと
自分の教室へと戻ろうとした。
「アイリ!」
すると俊哉が
そんなあたしに気がついて
足早に追いかけてきた。
「1コ、食うか?」
トシヤはそう言って
目の前でピノをあけると
その内のひとつを
あたしの頬につけてきた。
「やだ! 俊哉ぁ! 冷たいよ!!」
「おまえ・・・ほっぺにチョコついてるぞ」
「やだ もう!
自分でつけたくせに!!」
あたしはそう言いながら
俊哉が持っている
『あたしのほっぺについたピノ』を
奪い取って食べた。
一口かむと
アイスの甘さと冷たさが心地よくて
思わず笑顔になる。
「ピノ、うまっ」
そんな言葉に
「だろっ うまいよなっ」
俊哉がうれしそーに笑顔になった。
あたしは
そんなバカバカしい声の
届かないところに行こうと
自分の教室へと戻ろうとした。
「アイリ!」
すると俊哉が
そんなあたしに気がついて
足早に追いかけてきた。
「1コ、食うか?」
トシヤはそう言って
目の前でピノをあけると
その内のひとつを
あたしの頬につけてきた。
「やだ! 俊哉ぁ! 冷たいよ!!」
「おまえ・・・ほっぺにチョコついてるぞ」
「やだ もう!
自分でつけたくせに!!」
あたしはそう言いながら
俊哉が持っている
『あたしのほっぺについたピノ』を
奪い取って食べた。
一口かむと
アイスの甘さと冷たさが心地よくて
思わず笑顔になる。
「ピノ、うまっ」
そんな言葉に
「だろっ うまいよなっ」
俊哉がうれしそーに笑顔になった。