迷子のコイ
「・・・なんで?」
「・・・なんで何も言ってくれないの?」
あたしはカケルに
まくしたてた。
「美羽《みはね》さんがいるから?
じゃあなんで?
・・・なんでキスなんかしたのよっ!」
「・・・キスくらいで
さわぐほどじゃないだろ?」
「えっ・・・?」
1度離れたカケルが
またあたしに近寄ってくる。
「・・・カケル・・・?」
あたしはなんだか怖くなって
思わず後ずさりをした。
けれどすぐに壁にぶつかり
逃げ場のなくなったあたしに
カケルの手が触れる。
「・・・きゃっ!」
カケルはあたしの腰に
腕をまわすと
そのままあたしを抱き上げ
部屋の真ん中にある
ベッドへと運んだ。
「・・・カケル?」
カケルは何も言わずに
あたしの首筋に
自分の唇を這わせはじめた。
「・・・ヤダ・・・
カケル やめてっ・・・」
あたしの言葉に耳をかさず
カレの手が乱暴に
あたしの体へと触れた。
あたしは2年前の出来事を思い出し
恐怖で泣きながら
カレに向かって懸命に叫んだ。
「・・・なんで何も言ってくれないの?」
あたしはカケルに
まくしたてた。
「美羽《みはね》さんがいるから?
じゃあなんで?
・・・なんでキスなんかしたのよっ!」
「・・・キスくらいで
さわぐほどじゃないだろ?」
「えっ・・・?」
1度離れたカケルが
またあたしに近寄ってくる。
「・・・カケル・・・?」
あたしはなんだか怖くなって
思わず後ずさりをした。
けれどすぐに壁にぶつかり
逃げ場のなくなったあたしに
カケルの手が触れる。
「・・・きゃっ!」
カケルはあたしの腰に
腕をまわすと
そのままあたしを抱き上げ
部屋の真ん中にある
ベッドへと運んだ。
「・・・カケル?」
カケルは何も言わずに
あたしの首筋に
自分の唇を這わせはじめた。
「・・・ヤダ・・・
カケル やめてっ・・・」
あたしの言葉に耳をかさず
カレの手が乱暴に
あたしの体へと触れた。
あたしは2年前の出来事を思い出し
恐怖で泣きながら
カレに向かって懸命に叫んだ。