迷子のコイ
----------------しばらくして、
あたしの涙が
やっと乾きはじめたころ、
ふと
窓の外に目をやると
さっきまで青かった空が
茜色にかわっていた。
いったいどれだけの時間、
あたしはナギとここにいたんだろう。
「・・・おちついた?」
ナギのやさしい声に
あたしは、ちからいっぱいうなづいた。
「・・・もう、大丈夫・・・」
そう言って、
やっと顔を見せたあたしにナギは、
「あんた、鼻でてるよ・・・」
「えっ・・・・!」
そう言って、ポケットからテイッシュをくれた。
「ナギ、ちょっと待っててね・・・」
あたしはナギから受け取った
そのテイッシュを持って、
ここから1番近いトイレへと駆け込んだ。
そこで思いっきり鼻をかんだあと
鏡に映ったじぶんの顔は
今まで見たこともないくらいに
ひどく ブサイクだった。
あたしの涙が
やっと乾きはじめたころ、
ふと
窓の外に目をやると
さっきまで青かった空が
茜色にかわっていた。
いったいどれだけの時間、
あたしはナギとここにいたんだろう。
「・・・おちついた?」
ナギのやさしい声に
あたしは、ちからいっぱいうなづいた。
「・・・もう、大丈夫・・・」
そう言って、
やっと顔を見せたあたしにナギは、
「あんた、鼻でてるよ・・・」
「えっ・・・・!」
そう言って、ポケットからテイッシュをくれた。
「ナギ、ちょっと待っててね・・・」
あたしはナギから受け取った
そのテイッシュを持って、
ここから1番近いトイレへと駆け込んだ。
そこで思いっきり鼻をかんだあと
鏡に映ったじぶんの顔は
今まで見たこともないくらいに
ひどく ブサイクだった。