迷子のコイ
Act.5 カコへの思い
「・・・いる?」
「あ! いたいた!
あれじゃない?」
近所から歩いて10分のコンビニ。
今日ナギとあたしは
『ある人』を見るために
このコンビニを調査しにきた。
『ある人』
それはほかでもない
中学の時からのトモダチ、
『俊哉』のことだった。
「あ、お客さんきた!」
「ぷぷっ、なにあのキモ笑顔!!」
レジを打つ俊哉を見ながら
あたしたちは店の外で
笑いながらその様子をながめていた。
さすがに10月になると
先月までの残暑の厳しさもなくなって
過ごしやすい。
「ありがとーございましたっ!!」
そう言って
お店から出て行くお客さんを
レジから見送った俊哉は
そこではじめて、
外から様子をうかがっていた
あたしたちに気づいた。
突然のことに一瞬、
ポカンと口をあけてたけど
すぐにいつもの顔になって
入り口のほうへとやってきた。
「あ! いたいた!
あれじゃない?」
近所から歩いて10分のコンビニ。
今日ナギとあたしは
『ある人』を見るために
このコンビニを調査しにきた。
『ある人』
それはほかでもない
中学の時からのトモダチ、
『俊哉』のことだった。
「あ、お客さんきた!」
「ぷぷっ、なにあのキモ笑顔!!」
レジを打つ俊哉を見ながら
あたしたちは店の外で
笑いながらその様子をながめていた。
さすがに10月になると
先月までの残暑の厳しさもなくなって
過ごしやすい。
「ありがとーございましたっ!!」
そう言って
お店から出て行くお客さんを
レジから見送った俊哉は
そこではじめて、
外から様子をうかがっていた
あたしたちに気づいた。
突然のことに一瞬、
ポカンと口をあけてたけど
すぐにいつもの顔になって
入り口のほうへとやってきた。