迷子のコイ
「・・・お客さん、
営業妨害は困るんですけどぉ」
そう言いながら俊哉は
コンビニのドアをあけた。
「・・・おまえらなぁ、
こんな遅くにくんなよ!」
時間は夜の9時半をまわっていた。
「ったく、しょーがねーなぁ」
・・・10時でバイト終わりだから
なかで待ってろよ」
俊哉は
あたしたちを見比べながらそう言った。
「なになに、俊哉
なんかおごってくれるのぉ?」
あたしがジョーダンまじりに聞いてみると
「・・・200円までな」
ポケットから財布をだして
「げっ! 小銭がねぇ!!」
あたしたちに、
「釣りは返せよ」
そう言って、千円を渡した。
「やったぁ!!」
あたしは俊哉から
その千円を受けとると
誰よりも先に
コンビニのなかに入って
ほしーモノを見定めはじめた。
・・・といっても、
結局はいつものよーに
なぜか買っちゃう
ティラミスになるんだけど。
営業妨害は困るんですけどぉ」
そう言いながら俊哉は
コンビニのドアをあけた。
「・・・おまえらなぁ、
こんな遅くにくんなよ!」
時間は夜の9時半をまわっていた。
「ったく、しょーがねーなぁ」
・・・10時でバイト終わりだから
なかで待ってろよ」
俊哉は
あたしたちを見比べながらそう言った。
「なになに、俊哉
なんかおごってくれるのぉ?」
あたしがジョーダンまじりに聞いてみると
「・・・200円までな」
ポケットから財布をだして
「げっ! 小銭がねぇ!!」
あたしたちに、
「釣りは返せよ」
そう言って、千円を渡した。
「やったぁ!!」
あたしは俊哉から
その千円を受けとると
誰よりも先に
コンビニのなかに入って
ほしーモノを見定めはじめた。
・・・といっても、
結局はいつものよーに
なぜか買っちゃう
ティラミスになるんだけど。