彼のとなり、彼女のとなり
「ねぇ、私、今もそうなんだけど、小学校の頃から席はよく窓側ばかりだったの。山川さんはそんなことなかった?」
「あ、俺は逆に廊下側だったなぁ…。冬は隙間からの風が入ってきて寒かった記憶があるよ」
軽く苦笑いをして彼は教室の中を見渡していた。
なんか、私の知らない健吾が見れて不思議な感覚だった。
「ねぇ、質問タイムいい?子供の頃はどんな子だったの?」
思い出に浸ってる彼に、私は無邪気に聞いてみた。
「俺は明るかったよ。人を笑わすのが好きでさ、たまにイタズラもしたかな。みんなからケンちゃんって呼ばれてたよ。」
「今とあまり変わらないんですね。」
「そんなことない、かなり大人になったぞ!あっ、クラスの人気者で、このルックスだろ、女の子にモテてたな〜。」
「はいはい」
「本当だったんだぞ!」
「じゃ次の質問。好きな教科は?」
「それは勿論…」
「体育!でしょ?そんな感じがすごくする。」
「当たり〜って言いたいけど、俺は高校卒業するまでオール5なんだよ。」
「あ、俺は逆に廊下側だったなぁ…。冬は隙間からの風が入ってきて寒かった記憶があるよ」
軽く苦笑いをして彼は教室の中を見渡していた。
なんか、私の知らない健吾が見れて不思議な感覚だった。
「ねぇ、質問タイムいい?子供の頃はどんな子だったの?」
思い出に浸ってる彼に、私は無邪気に聞いてみた。
「俺は明るかったよ。人を笑わすのが好きでさ、たまにイタズラもしたかな。みんなからケンちゃんって呼ばれてたよ。」
「今とあまり変わらないんですね。」
「そんなことない、かなり大人になったぞ!あっ、クラスの人気者で、このルックスだろ、女の子にモテてたな〜。」
「はいはい」
「本当だったんだぞ!」
「じゃ次の質問。好きな教科は?」
「それは勿論…」
「体育!でしょ?そんな感じがすごくする。」
「当たり〜って言いたいけど、俺は高校卒業するまでオール5なんだよ。」