彼のとなり、彼女のとなり
私からも健吾からも会話はなく、


遠くで花火の音と光が見える。


夜の公園はとても静過ぎた。


心の中は健吾と千里さんのことしかなかった。



「ミキ…」


意を決したのか、健吾から話し始めた。


彼から何を言われるのか、複雑な気持ち。


誰かと付き合うことはあっても、


“男と女”みたいな恋愛はないから


これから話す言葉をどう受け止めようか分からなかった。


歩き過ぎて疲れた足に目線を落とす。



「ミキ…」


もう一度私の名前を呼ぶ健吾。


私は小さな声で返事した。
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