先と後
始
Ⅰ
「俺、神奈澤が好きだ」
今月入って2回目の告白。
そして毎月恒例の俺の即答。
「ごめんなさい」
その彼は涙を浮かべて走ってった。
「あんたねえ~‥振りすぎっ」
「だって好きじゃないのに‥」
「付き合えない。でしょ!?」
親友の星野 睦月(ほしの むつき)が、俺に説教をしている。
毎月あることだ。
俺は神奈澤 侑月(かなざわ ゆづき)。
楓中学校に通う、中学二年生です。
ちなみに、俺って言ってるけど性別は女なんで‥。
「ってか、この学校の男は、なーんでアンタみたいなのがいいかな~??」
「男みたいだからじゃん?」
「確かにあんたはその辺の男子より、かなりカッコイイよ!?
だったら女子にモテるべきでしょ!!」
「女子にも良く告られる。」
睦月が呆然としながら続けた。
「あんたオールマイティーかっ」
~♪~♪
「あ、メールだ」
俺の携帯に[メール1件]の文字。
受信ボックスを開いてメールを見た。
今月入って2回目の告白。
そして毎月恒例の俺の即答。
「ごめんなさい」
その彼は涙を浮かべて走ってった。
「あんたねえ~‥振りすぎっ」
「だって好きじゃないのに‥」
「付き合えない。でしょ!?」
親友の星野 睦月(ほしの むつき)が、俺に説教をしている。
毎月あることだ。
俺は神奈澤 侑月(かなざわ ゆづき)。
楓中学校に通う、中学二年生です。
ちなみに、俺って言ってるけど性別は女なんで‥。
「ってか、この学校の男は、なーんでアンタみたいなのがいいかな~??」
「男みたいだからじゃん?」
「確かにあんたはその辺の男子より、かなりカッコイイよ!?
だったら女子にモテるべきでしょ!!」
「女子にも良く告られる。」
睦月が呆然としながら続けた。
「あんたオールマイティーかっ」
~♪~♪
「あ、メールだ」
俺の携帯に[メール1件]の文字。
受信ボックスを開いてメールを見た。