friend・ばぁい・loves
そして私たちは映画に行く約束をした。

「何着ていけばぇぇねん…」
そればかり頭に浮かぶ。
授業中も休み時間も…
考える事は、映画の事ばかり…
自分がこんなに浮かれてしまうとは…
正直ちょっとショック…

「奏!!顔ニヤけてんで??」

「そんなキモい事できひんて〜あははッ」

「キモさMAXやねんケド??」

最近この調子だ。
クラスの子に朝から引かれっぱなしだ。

「なんかぇぇ事あったん??どーせ工藤やろ??」
さすが瑠菜…勘がいい。
っていうか、分かりやすすぎるんやね。

林 瑠菜(ハヤシルナ)
同じクラス。
クラスの中でも1番仲がいい。勘が鋭く、男っぽい性格。

「工藤のどこがぇぇねん??あたしの方が男前やろ??」
自慢気に瑠菜が言う。
確かに瑠菜は、背も高く、スポーツ万能…
オマケに力持ち(っていうか馬鹿力??)
工藤より…とゆうか他の男子より男前だ。

「もぅウチ、瑠菜の彼氏なる〜」

「嫌やわ。こんな年がら年中ニヤけてる彼女。」

「そんなニヤけてないですよ先輩。」

「こんな後輩もいらん。」

「せぇんぱぁぁいぃ」

「ギャーーーー!!」
ギャーーーーって??
ちょっと傷つくって。

「まぁ工藤がアカンかったらあたしが引き取ったるわ。」

「あざぁッス☆」

工藤がアカンかったらか…
ホントに応援するきあんのか??

< 15 / 18 >

この作品をシェア

pagetop