“逆”チョコレート大作戦!!
ただ今残業中…
ただ今の時刻…
PM9時14分。
「工藤サン。茶…どうぞ。」
「ん。」
俺はくわえタバコでカタカタとキーボードを叩く工藤サンのデスクの上に湯のみを置くと、中腰になりながらディスプレイを覗き込んだ。
はぁ…
残業とか、
マジついてねぇし…。
まぁ、俺がちんたら仕事してるのがいけなかったんだけどさぁ…
よりにもよって鬼の工藤サンと2人っきり。
はぁ…
やっぱついてねぇ。
俺は工藤サンの横顔を凝視しながらもう一度、大きなため息をついた。
この人…
仕事はめちゃめちゃ出来るのに性格が悪いっていうか鬼っていうか…
とにかく怖いんだよなぁ。
って、間違いなく“俺限定”なんだろうけど…
「はぁ…イヤだ、イヤだ。こんな先輩には絶対なりたく…」
「あ?」
独り言を呟いていたその時、突然、めちゃめちゃ恐ろしい顔で睨みつけてきた工藤サン。
「あっ…はははっ…ヘヘヘっ…」
一歩後ずさった俺はさっき呟きかけた悪口を誤魔化すかのようにヘラヘラと笑みを浮かべた。
PM9時14分。
「工藤サン。茶…どうぞ。」
「ん。」
俺はくわえタバコでカタカタとキーボードを叩く工藤サンのデスクの上に湯のみを置くと、中腰になりながらディスプレイを覗き込んだ。
はぁ…
残業とか、
マジついてねぇし…。
まぁ、俺がちんたら仕事してるのがいけなかったんだけどさぁ…
よりにもよって鬼の工藤サンと2人っきり。
はぁ…
やっぱついてねぇ。
俺は工藤サンの横顔を凝視しながらもう一度、大きなため息をついた。
この人…
仕事はめちゃめちゃ出来るのに性格が悪いっていうか鬼っていうか…
とにかく怖いんだよなぁ。
って、間違いなく“俺限定”なんだろうけど…
「はぁ…イヤだ、イヤだ。こんな先輩には絶対なりたく…」
「あ?」
独り言を呟いていたその時、突然、めちゃめちゃ恐ろしい顔で睨みつけてきた工藤サン。
「あっ…はははっ…ヘヘヘっ…」
一歩後ずさった俺はさっき呟きかけた悪口を誤魔化すかのようにヘラヘラと笑みを浮かべた。