“逆”チョコレート大作戦!!
好きかどうか…って、



「…っんなまさかっ!冗談キツいっすよ、工藤サン。俺ら普通にチューもエッチもしてますし…まぁ最近はしてないっすけど…」



「そんなん“嫌い”じゃなけりゃ出来るだろ。」



「いやいや、でもまさか…」



「そんなもんなんだよっ。なっ、オヤっさん!!」



「ん。」



「えぇ!!オヤっさんまでそんなこと…」



分かんなくなったって…



菜々美ぃ…



「俺のこと嫌いになった?」



カウンターに突っ伏しながら、俺はボソッと呟いた。



「いや、嫌いにはなってないと思うぞ。ただ、好きかどうか…そこに“愛”があんのかどうか分かんなくなっただけで…」



「そんなん、フラれてんのと一緒じゃないっすか…」



俺は少し薄くなった焼酎を一気に飲み干すと、オヤっさんにおかわりを頼んだ。

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