“逆”チョコレート大作戦!!
「いや…俺じゃねぇから別にいいけど…」



「…?」



俺…



なんかおかしいコトしたっけ?



う~ん…



してねぇな。



うんうん。



ひとり頷いたその時、



ブーブーブー…



突然、規則正しく震え出したケータイ。



おっ!!



返ってきた。



俺はメールボックスを開くと…



「は?」



「…。」



その内容に目を見張った。



『指輪買って100万貯めて出直してこいっ!!』



……。



えっと…



俺の記憶が正しければ、



指輪なんかいらない…



金も一緒に貯めよ…



…だったよな。



なのにっ!!



なんでいきなり…



マジ意味わかんねぇ…



「工藤サン…」



「あ?」



俺はケータイから工藤サンへと視線を移すと、



あっ!!



俺の焼酎…



本当にコノ人だけは…



って、



今はそれどころじゃねぇ。



「コレ…」



「あ?」



俺の焼酎を呑む工藤サンに菜々美から届いたメールを見せた。



すると…



「やっぱり…」



「は?」



俺はボソッと呟いた工藤サンを見つめながら目を見張った。

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