“逆”チョコレート大作戦！！

「えっと…工藤サ…」



「お前…菜々美チャンになんてメール送った…？」



「は？」



なんて…って、



「普通っすけど。」



俺はケロッと答えた。



がっ、



「普通？んなわけねぇだろ。っていうか、俺から言わせて貰えばプロポーズの返事をケータイ…しかもメールで済ませようとしてる時点で普通じゃねぇ気がするけど…」



「は？」



「いや、なんでもねぇ。っていうか、なんてメール送ったんだよ？」



「いや、マジで普通に…」



「ちょっと貸せっ！！」



「あっ…」



俺から無理やりケータイを奪った工藤サンは、断りもなく勝手にメールボックスを開くと、



「コレ…」



「は？」



「コレが…お前の普通なのか？」



「はい？」



「はぁ…」



大きなため息をつきながらガクっと肩を落とした。



コレが…って、



「なんかおかしいとこ…」



「ココだよっ！ココっ！！」



「は？」



俺はディスプレイを覗き込むと工藤サンが指差す一文を読んだ。