【短】シャープペンシル〜君と始まった日〜


まさか南高の生徒からもらえるとは…。



しかもあの島田さんから。



あまり喋った記憶もないんだけど…。




「せーんせっ!やるね〜!」


「み、見てたんですか!?」



準備室に入ると、大道先生がにやにやしながら話しかけてきた。



「あの子、確か6組の島田でしょ?大人しそうに見えて、大胆だね。いいんじゃない?可愛いし?」


「止めて下さいよ。大道先生が言うと冗談に聞こえないですから。」


「おい、それはどういう意味かな?」





生徒なんてあり得ない。



別にそういう関係を否定するつもりはない。


中には卒業してから付き合う教師と生徒もいるし、それはそれでいいと思う。



だけど、俺には考えられないだけ。





.
< 9 / 15 >

この作品をシェア

pagetop