キミだけ。
ひとつだけ空いている席を発見。
ラッキー♪
誰にもとらすまいと思い飛び付いて、座った。
そしたら、おばあちゃんが隣りの車両からやってきた。
あたりをキョロキョロ見渡している所をみると、空いている席を探しているようだった。
おばあちゃんが電車の揺れで、よろけてしまったと同時に、近くにいた不良グループの1人に、ぶつかってしまった。
「いって~な。クソばばあ」
「すまないねぇ。本当にごめんなさい」