キミだけ。




一度開いた口が止まらず、思っていたことを全部吐き出させた。



「力の弱い人から、お金せしめるなんて最低。知能レベル低いんじゃないの?」



ひぃえ~!止まれ。口!止まるんだよ!
ベラベラいうもんじゃないよ!



言いたくないもない言葉が次から次へと、よくしゃべる口から出てきた。



「うるせぇな。関係ねぇつってんだろ!」



「電車の中でぶつかるのは当たり前。よくあることじゃない。


おばあちゃんだって謝ってるんだから、


「平気です」とか「大丈夫ですよ」とか言えないの?」





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