キミだけ。
――――職員室
「おぉ。来た来た」
コバセンに呼び出されて、職員室へやってきた、三堂くんとあたし。
「星野。よく聞け」
「はい」
そんな真剣な目で見ないで。
嫌な予感がして、そわそわ落ち着きがなくなった。
「この間の中間はどうした?」
中間?
中間中間中間…
あっ。中間テスト?
「はい?どうした?って何すか?」
「点数は覚えてるか?」
「いえ。まったく」
「ほら」
コバセンが2枚の紙を渡してきた。