キミだけ。






――――職員室



「おぉ。来た来た」



コバセンに呼び出されて、職員室へやってきた、三堂くんとあたし。



「星野。よく聞け」



「はい」



そんな真剣な目で見ないで。



嫌な予感がして、そわそわ落ち着きがなくなった。



「この間の中間はどうした?」



中間?
中間中間中間…



あっ。中間テスト?



「はい?どうした?って何すか?」



「点数は覚えてるか?」



「いえ。まったく」



「ほら」



コバセンが2枚の紙を渡してきた。






< 55 / 67 >

この作品をシェア

pagetop