鬼畜王子の飼育方法
「つかテメェ、んなとこ突っ立ってないでさっさと掃除しろよ」
ギロッと鋭い視線が向けられ、思わずたじろぐ私。
「わ、分かってます。今やろうとしてたとこだし」
「口答えすんな」
「…すいません」
あームカつくムカつく!
今すぐその白い肌を引っ掻いてやりたい。
いや、その前に志季の目の前で黒板引っ掻いてやりたい。
……あれ?
もしかして私ってサド?
やだ、ってことは志季と同類になるじゃん。
無理無理!きもい!
「…おい。さっさとやれ」
「はい、すいません!」