鬼畜王子の飼育方法
「おい新人。そろそろ開店するぞ。さっさと終わらせろ」
「…はーい」
「はいを伸ばすな!」
もーっ!
いちいちうるさいな!
思わずそう叫びたくなったけど、後々の恐ろしさを考えて黙っていた。
「それ片付けたら、ホールの基本的な仕事内容説明すっから」
「…はい」
……研修4日目にして、ようやくホールの仕事ですか。
長かった……。
ほんと、よく耐えたよ私。
「とりあえず今日はお冷出しやってもらうから」
「はい」
お。
なんかようやく真面目モードになってきた感じ?