鬼畜王子の飼育方法



「おい新人。そろそろ開店するぞ。さっさと終わらせろ」


「…はーい」


「はいを伸ばすな!」




もーっ!

いちいちうるさいな!


思わずそう叫びたくなったけど、後々の恐ろしさを考えて黙っていた。



「それ片付けたら、ホールの基本的な仕事内容説明すっから」


「…はい」



……研修4日目にして、ようやくホールの仕事ですか。


長かった……。


ほんと、よく耐えたよ私。




「とりあえず今日はお冷出しやってもらうから」


「はい」



お。

なんかようやく真面目モードになってきた感じ?



< 27 / 294 >

この作品をシェア

pagetop