鬼畜王子の飼育方法
「…はぁーっ…」
「それ、やめろ。陰気臭ぇんだよ」
……またコイツか。
研修5日目。
今日も私は、鬼畜変態野郎の調教、もとい指導を受けています。
「少しはメニュー覚えてきたんだろうな?」
「…え゙、はい」
「じゃあ言ってみろ」
「え、えっと……オムライスとハンバーグと…」
──バシッ。
「いったー!」
このサディストめ!
メニューで思いっきり叩きやがった!
「正式名称を言え!アホ!」
「…ムッ」
何も叩かなくてもいいじゃんか!
暴行で訴えてやる!!