鬼畜王子の飼育方法




「…久しぶり」


「ギャアーッ!!」



幻覚じゃないし!

本物だし!




なんでっ!

なんでいるのー!?



「こら待てや」


いつもの癖で逃げ出そうと席を立った私の腕を、志季が掴む。



……ヒィッ…



「学校で会うのは初めてだな」


ニヤリと不適な笑みを浮かべる志季。




そ、そうだった…。



志季は同じ高校なんだった……。



< 48 / 294 >

この作品をシェア

pagetop