鬼畜王子の飼育方法






……1分


……2分



時間が迫っているのに、なかなか扉を開けることが出来ない。



扉の向こうに……志季がいる。




どうしよう。

なんかすっごい気まずいんですけどーっ!



それでも、時間は確実に迫っているわけで。

このままでは遅刻扱いになってしまう。




「……スー、」



深呼吸して、扉を開けようとした瞬間だった。

















「遅ぇよアホ」



……っ!?




「ギャー!志季が出たーっ!!」



















< 53 / 294 >

この作品をシェア

pagetop